マクロビの基本的な調理法 |
2010/08/06 カテゴリー/話題の食べ物
マクロビの基本的な調理法
マクロビオティックには、「二大原則」というものがあります。
その一つが「一物全体」であり、「生命のあるものは全てそれ一つで全体の調和が保たれているため、食べ物は丸ごとを食べて身体を整える」という考え方です。
なので、マクロビオティックでは、野菜は皮・根・葉全て、穀物は精製しない玄米の状態で摂取する事が望ましいとされています。
さらに、マクロビオティックの調理法にはルールがあります。
マクロビオティックでは、火は陽性のエネルギー、電気は陰性のエネルギーと考えられています。
同じ熱を通して調理したものでも、火によって調理する場合と電磁波によって調理する場合とでは、素材から料理が出来上がるまでに加えられた「エネルギーの質」が全く異なるという考え方です。
つまり、調理された素材やメニューは同じでも、体内に吸収されてからの作用はまったく違うものになると考えています。
こういった理由から、マクロビオティックでは電子レンジや電磁調理器など、電気で調理する事をあまりすすめていません。
大昔から使用している「火」を使用する事で、自然のエネルギーが食べ物を介して体内に入る事が良いとしているのです。
また、マクロビオティックの調理法には、「陽性」と「陰性」があります。
陽性の調理法は、高温でしっかり火を通し、陰性の調理法は、水の使用量も少なく、あまり火を使いません。
陰の強い食材には陽性の調理法を、陽の強い食材には陰性の調理法を行う事で、バランスのとれた料理を作る事が出来るはずです。
マクロビで有名なレストランやホテル |
2010/08/06 カテゴリー/話題の食べ物
マクロビで有名なレストランやホテル
マクロビオティックを取り入れた健康的でおいしい料理を提供するレストランは、現在ではまだそれほど多くはありませんが、確実に増えてきています。
もちろん、どのレストランも材料は自然のものを使っていて、かなり工夫された料理が多いようです。
その中でも、大阪にある「マクロビカフェ」は、本格的なマクロビオティック料理をカフェ形式でいただけるお店です。
このお店は、マクロビオティックカウンセラーの中広行さんがプロデュースし、世界的に有名なマクロビオティックの指導者である久司道夫さんの元で勉強した弟子にあたる岡谷栄子さんがマネージャーというまさにマクロビオティックの王道を行くお店です。
また、東京には久司道夫さんが認定した日本初のマクロビオティックレストラン「クシ・ガーデン(KUSHI GARDEN)デリ&カフェ」があります。
ここは、マクロビオティックに慣れていない人でも馴染みやすい味と雰囲気が魅力で、海草、豆、いろいろな野菜などがちょっとずつ食べられるマクロビ・デリプレートが人気です。
世界を代表する高級ホテルチェーンの「リッツ・カールトン」では、マクロビオティックの考えに基づいたゴージャスなコース料理のメニューが採用されています。
沖縄にあるリゾートホテル「マハイナウェルネスリゾートオキナワ」では、沖縄の新鮮な島野菜をふんだんに使ったマクロビオティック膳を提供してくれますので、沖縄に行く際には一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
マクロビで子育て |
2010/08/06 カテゴリー/話題の食べ物
マクロビで子育て
マクロビオティックで子育てを実践しようとしても、完全に行うのはまず無理だと思います。
お友達と外食したり、よそのお宅で食事を御馳走になったりする機会もあるはずですし、学校での給食も例外となってしまいますよね。
マクロビで子育てをしようとしても、きっと自宅内だけの実践になってしまうでしょう。
また、マクロビオティックは通常、肉・魚・乳製品をなるべく摂取しない事になっていて、玄米などの穀類と野菜や豆、海藻などを中心とした食生活になります。
これでは、成長期の子供は栄養不足になってしまうのではないかと心配もされています。
ただ、成長に必要なたんぱく質や必須アミノ酸は、穀物や豆類、海藻、ナッツからも摂取できますし、ビタミン群も野菜や玄米に多く含まれていますから、マクロビオティックで子育てをしても子供が栄養不足になる事はまずないと言っていいでしょう。
ですが、本来のマクロビオティックとはもっと自由なものではないでしょうか。
例えば「お肉」ですが、どうして食べないかというと、簡単にいえば消化が難しいからです。
消化不良を起こし、身体に負担が掛かってしまうために食べないとされているのならば、良く噛むようにし、消化を助ける野菜と一緒に食べる事で身体の負担を軽くする事が出来ます。
つまり、マクロビオティックでは全体のバランスが大切なのです。
あまり難しく考えず、子供の身体に合わせて使う食材や調理方法、食材の組み合わせを変え、バランスの良い食事になるように心掛けましょう。
いくら身体にいいからといって、子供の希望や嗜好を全く無視して押し付けるのはよくありません。